二ライ・カナイぬ会は、人骨研究を行う研究者によって奪われた遺骨を琉球に返還・再風葬させるための市民団体です。先日も、奄美大島の原井さんとともに沖縄県教育庁文化財課に対して再度、遺骨の返還を求めました。京都大学、日本人類学会のように、我々の沖縄県教育委員会も、琉球人遺骨を研究資料にして、その返還を拒絶しています。琉球人のご先祖への畏敬、信仰の権利よりも、研究の権利を優先させることはできないと、研究者である松島泰勝は思います。世界の多くの研究者も研究倫理を重視し、遺骨を返還しています。日本の学会や大学の中にはまだ19世期的な認識で研究を行っている人も少なからずおり、琉球人がその被害を受けています。当日の記者会見は下のyou tubeでも見ることができます。https://www.youtube.com/watch?v=mkAHdGKdAj0

今月25日の県庁記者クラブでの記者会見の記事が昨日26日に沖縄タイムスに掲載されました。松島泰勝は琉球人遺骨返還に関して沖縄県教育庁と私たちとの「対話」を呼びかけましたが、公文書で正式に拒否されました。同じウチナーンチュなのに、なぜ琉球の歴史と文化を守り、育てるための対話に応じないのでしょうか。住民監査請求は対話を求める私たちの具体的な実践でもあります。

赤嶺議員は今回2回目の陳情であり、本件に深い関心を持っておられ、高良議員は「これは人間の尊厳の問題」であると指摘し、屋良議員は世界における先住民族の遺骨返還の事例に関する論考を提供して下さり、伊波議員は「我々の主体をどのように考えるのか、保持するのかという、広い問題である」と述べました。うりずんの会として、琉球人遺骨盗掘問題を国会で議論して下さると話して下さり、松島泰勝も大変、励まされました。

昨日、琉球人遺骨返還に関する、琉球選出国会議員への陳情、意見交換会が開かれました。照屋議員の事務所において約1時間半、真摯に話し合いました。会場には高良議員、赤嶺議員、照屋議員秘書、ズームには屋良議員、伊波議員が参加して下さいました。松島泰勝はズームで京大訴訟の本質的問題、その経緯と現状について説明し、仲村さん、玉城さんから沖縄県教育庁に関する住民監査請求の本質的問題、その経緯について報告し、亀谷さんが祭祀承継者としての思いを述べました。

2021年7月26日、沖縄県教育庁による琉球人遺骨の違法な保管と、同遺骨返還を求める住民監査請求に関する記者会見が午後2時より、県庁記者クラブにおいて開催されました。亀谷正子さん、玉城毅さん、仲村涼子さん、三宅俊司弁護士等が会見に臨み、松島泰勝もzoomにて参加しました。沖縄タイムス、琉球新報、共同通信社、MBSなどの各記者からの質問に答えました。沖縄県教育庁が保管している63体の琉球人遺骨は京都帝国大学の金関丈夫が盗骨したものであり、現在、京都地裁で行われている京大訴訟と一体化した、学知の帝国主義の問題です。

今日、沖縄県教育庁による琉球人遺骨の違法な保管と、同遺骨返還を求める住民監査請求に関する記者会見が午後2時より、県庁記者クラブにおいて開催されます。亀谷さん、玉城さん、仲村さん、三宅弁護士等が会見に臨み、松島泰勝もzoomにて参加します。ジャーナリストの皆さんの取材を呼びかけます。沖縄県教育庁が保管している63体の琉球人遺骨は京都帝国大学の金関丈夫が盗骨したものであり、現在、京都地裁で行われている京大訴訟と一体化した、学知の植民地主義の問題です。

大津先生とは、2018年に琉球大学で行われた東アジア共同体琉球沖縄研究会の研究会でお会いしました。その際、松島泰勝は琉球人遺骨盗掘問題について報告し、京大研究者による奄美人の遺骨盗掘についてもお話しました。その後、大津先生は原井さんとともに京都大収蔵の遺骨返還を求める奄美三島連絡協議会を設立されまた。2019年10月には原井さんと共に京大に行かれ、遺骨返還を求めましたが、京大当局は本部棟の中に入ることを認めず、遺骨に関する情報公開や返還を拒否しました。また、今年は琉球民族遺骨返還請求訴訟のために、京大のゴミ捨て場から発見された喜界島の遺骨箱蓋を私たちに貸して下さり、裁判官に見てもらいました。奄美と琉球との連帯を最後まで願っていたと原井さんから伺い、改めて先生の奄美人遺骨返還に対する強い思いを受け止めました。心より哀悼の意を捧げます。

翁姓門中

3月21日  · 京都大学が琉球人の遺骨を研究材料として持ち帰り返さない。遺骨返還裁判で沖縄での祖先崇拝が大事にされている事を説明したいとの事で翁姓門中会が取材を受けております❗これからも祖先崇拝は大切にしたいですね‼️

琉球港川人(SACOWO改め)@SACOWO1『赤旗』日曜版7/18号。 731部隊の細菌開発拠点だった、新宿区の陸軍戸山学校跡からは 100体以上の人骨が見つかっている。 区は焼却・埋葬しようとしたが、市民の運動で遺骨は納骨施設に安置された。 731部隊に関わった研究者やその弟子は、戦前に琉球やアイヌ、台湾先住民族の遺骨盗掘も行っている

https://www.psaj.org 11月7日午後12時から14時まで開催される、日本平和学会秋期研究大会(オンライン)において、「琉球の脱植民地化の現代的意味と今後の可能性」と題する次のような分科会が開かれます。太田好信(九州大学)「文化人類学はポストコロニアルになれるのか?」 松島泰勝(龍谷大学)「琉球人における「民族」から「人種」への退化過程の可視化と脱植民地化」司会・討論:仲村涼子(二ライ・カナイぬ会)非会員の市民も事前の手続きを経て、参加することができます。

松島泰勝は、在日琉球人の先輩である崎浜盛喜さんから、7月13日に提出された、関西の沖縄県人会、郷友会による要請文を頂戴しました。「辺野古新基地建設に沖縄本島南部の沖縄戦犠牲者の遺骨の混じる土砂を使わせないこと」が記されています。関西の琉球人も声を上げています。日本政府よ、戦没者を冒涜する行為はすぐさまやめよ!!!

今日の沖縄タイムスに、先月、沖縄県立博物館で開催されたシンポについて仲村さんが寄稿した原稿が掲載されました。奄美諸島における京大研究者による遺骨盗掘問題の社会的背景を知ることができました。アイヌ民族の葛野さんからも、貴重な発言と唄を頂きました。原井さんは、琉球の各地での祭祀にも参加して下さいました。琉球・奄美・アイヌを繋ぐ歴史的な集いになったと思います。

琉球人遺骨返還を求める、沖縄県教育庁に対する住民監査請求・訴訟のクラウドファンディングが始まりました。琉球人遺骨返還を求める京大訴訟の原告団長として、松島泰勝は皆様のご支援を心よりお願い申し上げます。沖縄県教育庁が保管している琉球人遺骨も京大研究者が盗掘したものです。本来、琉球の歴史と文化を守るべき職責を有している沖縄県教育庁は元の墓に遺骨を戻すべきです。

2019年、本部町の渡久地古墓群の中にある、大米須親方の墓から、琉球人霊媒師らが石棺を盗掘するという事件が発生しました。同霊媒師逮捕は、全国的に大きく報道されました。京大研究者は同墓からも琉球人遺骨を盗掘し、京大は同窃盗物の保管を認めています。「遺骨、石棺とも、祭祀承継者、地域の住民の了解を得ることなく、現在も祭祀が行われている墓から盗み出され、返還されていない。京都大学、琉球の霊媒師という犯罪者は、遺骨や石棺の所有者である祭祀承継者、地域の人々の信仰、慣習を蹂躙しているという点で共通している」(松島泰勝「はじめに」『京大よ、還せー琉球人遺骨は訴える』)

6月27日、二ライ・カナイぬ会の皆さんが、本部町渡久地古墓群のなかの大米須親方の墓において慰霊祭を行いました。京大の人類学者により古墓群などから39体の琉球人遺骨が盗まれ、その保管を京大は認めています。京大の薄暗い保管庫の中で子孫との交流が絶たれたままで、標本として粉砕実験の対象にされようとしています。一刻も早く、元の墓に御遺骨を戻して、魂の平安を先祖の魂に与えて下さい。たまぐしくさんと松島泰勝は湊・京大総長に対して遺骨の返還を求める書簡を送付しましたが、回答を拒否されました。

人類学者によって奪われた琉球人遺骨の返還運動をしている、二ライ・カナイぬ会の、たまぐしくさんと仲村さんが百按司墓の前で祭文をあげて下さいました。1929年、京都帝国大学の金関丈夫助教授は、巡査の監視のもと墓の壁をよじ登って遺骨を盗み出しました。当時、同墓で住民による祭祀が行われていたことも金関は書いています。今、京大は「当時として適切な方法」で遺骨を収集したと主張していますが、嘘です。琉球人と日本人の不平等な関係性を利用して、遺族や住民の了解も得ることなく盗み出したのです。「盗人(ヌスラー」でしかありません。大学として琉球人に対して嘘をつくことは教育や研究上でも大変問題であり、不正義です。

先月26日、那覇市若狭赤面原で行われた慰霊祭では、奄美大島の原井さんとともに、琉球先住民族として仲村さんが祭文を心を込めて読んでくださいました。1929年、京都大学の人類学者、金関丈夫がこの場所から奄美大島や伊平屋島の方々の遺骨を盗掘しました。慰霊祭の前日25日、同遺骨を保管している沖縄県教育庁の文化財課課長に、原井さんが直接、県庁廊下で問い合わせましたが、全く答えませんでした。原井さんは、沖縄県職員の尊大な態度は、他県では見られないものであると松島泰勝に話されました。公僕としての県職員の姿勢について玉城知事はどのように指導しているのでしょうか。

今月25日、亀谷さん、たまぐしくさん、仲村さんが、63体の琉球人遺骨が保管されている沖縄県埋蔵文化財センター横の歩道上において骨神に対する祭祀を行いました。松島泰勝は事前に、沖縄県教育庁に対して遺骨箱前での祭祀挙行を求めましたが、2019年、20年と同様、却下されました。沖縄県教育庁は、同遺骨が「学術資料」であるとする証拠を示すことができず、違法に遺骨を保管しているだけでなく、国際法で保障された琉球人の祭祀権、日本国憲法で保障された信教の自由をも毀損しているのです。

今日、沖縄県議会文教厚生委員会で、日本共産党の瀬長議員が、沖縄県教育庁が違法に保管している琉球人遺骨問題について質問して下さいました。同遺骨が学術資料であることを示す証拠を教育庁が保有していないことが明らかになりました。瀬長さんは、盗掘された遺骨は墓に戻すべきだと強く主張して下さいました。松島泰勝は大変励まされました。本件について陳情をしてくれた仲村さんにお礼申し上げます。

原井さん、たまぐしくさんご夫妻、仲村さんが、百按司墓で祭祀を行いました。松島泰勝も心の中で、一日も早く遺骨が元の場所に戻るよう手を合わせました。京大は、骨神と言う、琉球の神々をも奪い、還そうとしておらず、琉球人、奄美人の尊厳を踏みにじっているのです。私と山内さんは『京大よ、還せー琉球人遺骨は訴える』という本を編纂しましたが、本の題名は、原井さんが考えて下さいました。

松島泰勝が25年前の大学院生時代からお世話になり、励まされてきた、琉球を代表する詩人の高良勉さんが下記の通り、シンポの感想を述べて下さいました。心よりお礼申し上げます。

昨日(26日)、沖縄県立博物館・美術館で開催された「琉球・奄美の遺骨盗掘問題を考える対話シンポジウム まきてぇーないびらん!!―虐げられし者たちの連帯―」主宰:ニライ・カナイぬ会 共催:京都大収蔵の遺骨返還を求める奄美三島連絡協議会へ、参加してきました。シンポジウムは、午後2時半から6時までかかりました。なんと、3時間半!その内容が、極めて衝撃的で、感動的だったので、その感想を纏めて報告します。 この「琉球・奄美の遺骨盗掘問題」とは、1929年~1935年の間に、京都帝大解剖学教室の金関丈夫が、沖縄県今帰仁村の百按司墓から少なくとも26体を盗掘し「人骨標本」として京都大学で保管されていること、また同大学の三宅宗悦が奄美群島の奄美大島、喜界島、徳之島から合計267体を盗掘し現在も京都大学に保管されている遺骨の「返還」を求める問題である。 すでに、この問題は松島泰勝、木村朗編著『大学による盗掘』(耕文社)として纏められ公刊されている。私も同書に「琉球人の骨神と霊魂観、生死観」というコラムを書いた。ご参照いただければ、ありがたい。 今回のシンポジウムでは、「京都大収蔵の遺骨返還を求める奄美三島連絡協議会」事務局長の原井一郎氏の「軍国とカソリック弾圧と人類学 ~奄美人遺骨267例の行方を追って」という「基調講演」があった。この講演は、衝撃的で、感動的だった。 講演の後は「各地の遺骨返還活動報告」であった。まず、琉球人遺骨祭祀承継者のたまぐしく毅氏。続いて、静内アイヌ協会会長の葛野次雄氏。早稲田リーガルコモンズ法律事務所弁護士の三宅千明氏。琉球遺骨返還請求訴訟全国連絡会事務局からは、山内小夜子氏。そして、「ニライ・カナイぬ会」共同代表の松島泰勝氏の報告があった。 何よりも、感動的だったのは、今回初めて「アイヌ民族、奄美民族、琉球民族」の「虐げられし者たち」三者が一同に会し、「連帯」を確認し合ったことである。アイヌ民族は、すでに北海道大学を始めとする全国の大学への遺骨返還運動を先行させ、多くの成果をあげている。奄美群島の運動も、沖縄の運動も、このアイヌ民族の運動を見習い、連帯しながら、学んでいきたいものだ。 今回のシンポジウムの大きな成果は、原井一郎氏の講演であった。「Ⅰ:なぜ奄美から大量の遺骨が持ち去られたか」の中の「時代背景」、「Ⅲ:奄美の葬送・死生観」の(1)南島特有の葬法、(2)葬法の変化、(3)死生観、(4)伝統と変容、(5)今後の取り組みについては、お隣の兄弟島でありながら、私たちはあまりにも「伝統と変容」を知ってないことが分かって、衝撃的だった。奄美群島の「死生観」など、沖縄諸島と共通なものもありながら、奄美群島の独自性を学ばねばと思った。奄美群島の歴史と文化を知り、その現況と連帯しない限り、「琉球弧の解放と未来」は無いと思った。 琉球・奄美の遺骨返還を求める運動は松島泰勝氏(龍谷大学教授)が言うように正に「琉球人の過去、歴史、記憶を取り戻す運動」である。アイヌ民族の運動同様、世界の先住民族の間で「遺骨返還運動」は、拡大している。皆で、考え、行動していきたいものだ。なお、運動の詳細は「ニライ・カナイぬ会」の連絡先を検索して、ご覧下さい。できるだけ、「会員」になって下さい。

原井一郎さんと松島泰勝は、約20年前に奄美大島でお会いし、琉球国による奄美諸島への侵略と植民地支配、戦後の琉球人による奄美人差別の歴史について学びました。その後、琉球人とともに奄美人の遺骨も京大研究者によって盗掘されたことを知り、共に遺骨返還運動をするようになりました。原井さん、大津さんが京大に直接行き、遺骨に関する情報公開、返還を求めても、京大当局は、お二人を建物の中に入れず、その求めも拒否しました。京大による奄美人に対する人種差別は今でも続いています。京大には自然・文化人類学者がおり、人種差別の研究をしている方もいますが、なぜ、その研究者たちは我々の声に応答しようとしないのでしょうか。

今月26日、那覇市若狭赤面原において慰霊祭が行われました。1929年、金関が奄美大島の方の遺骨を盗掘して、92年ぶりに慰霊祭が行われました。松島泰勝も心の中で手を合わせました。奄美大島において、奄美人遺骨の返還運動が行なっている原井さんが、奄美人の遺骨を保管している沖縄県教育庁に問い合わせると、全く情報を公開してくれませんでした。前日の25日に原井さんが文化財課に直接行って遺骨について聞いても、担当課長はまず人骨調査を行うと言って、全く取り合わなかったそうです。沖縄県教育庁は返還を求める遺族や当該地域の住民と対話すべきです。

松島泰勝が読んでいる京都新聞の慰霊の日の社説において、遺骨を含む土砂を米軍基地建設のために利用しないことを求める主張が掲載されました。琉球先住民族として、これは当然の主張であると思うし、大変嬉しく思います。

慰霊の日の今日、具志堅さんとともに沖縄島南部土砂搬出反対運動をされている北上田さんの記事が掲載されています。北上田さんは元京都市役所職員で、龍谷大学大学院で民際学を学んだ方です。

原井 一郎

6月22日 の8:44  · 明後日から4泊5日の沖縄行き。26日(土)午後の「琉球・奄美の遺骨盗掘問題を考える対話シンポ」(沖縄県立博物館)と那覇の無縁墓地で京都帝大・金関丈夫が昭和初期、持ち去ったまだ埋葬間もない奄美人行倒れ2人の供養も行いたいと。せっかくですから、他に沖縄の歴史を学ぼうとも考えていましたが、許されそうにありません。シンポでは267例と国内2番目に多い奄美からの遺骨持ち去りの背景を基調講演します。さほどの内容はありませんが、研究機関・行政の慰霊感情を無視した傲慢さを告発します。ズーム参加可。お時間がおありでしたらぜひ。琉球遺骨返還請求訴訟支援全国連絡会のHPをご覧あれ。

 【NPA】よくあるご質問

[コース15] ひでぽん先生とめぐる先住民の世界 Part3ー先住民と法の闘い

¥ 9,000

※こちらの価格には消費税が含まれています。

タイトル  先住民と法の闘い

コース概要  2020年10月のNPA先住民族コースも今回で第3期(Part3)を迎えます。これまでは、世界各地の先住民族またアイヌ民族・琉球民族の直面する状況・課題を広く知ってもらうことが主目的でした。が、今期からやや焦点を絞ってみます。共通タイトルは「先住民と法の闘い」。先住民族を巡る法制定や訴訟・裁判を軸に、権利回復の闘いを学んでみたいと思います。毎回、「ひでぽん先生」が講師と視聴者の討論を盛り上げます。

曜日 : 金曜日 原則隔週
時間 : 19:00~21:00
開催方法 : オンライン 定員50名
コーディネータ
-上村英明(NPA共同代表、恵泉女学園大学)<ひでぽん先生>
-米須清真(Okinawa-koganei)
-金城リンダ(沖縄ナビゲーター)
-菅沼彰宏(市民外交センター)

◆第1回 「子どもを巡る戦い」:アメリカ先住民とインディアン児童福祉法

開催日 : 2021年 7月 16日(金)
講師 : 野口久美子(明治学院大学)
概要 : 1960年代以降のアメリカ先住民運動において先住民の女たちは「子ども」を巡る戦いを展開しました。先住民の子どもたちは「養子縁組」を通してコミュニティから「奪われて」いったのです。この戦いは1978年にインディアン児童福祉法に結実します。児童福祉法は子どもと部族コミュニティとの関係性を尊重した養子縁組制度を定め、同時にアメリカ社会に新しい「家族」の形を提示しました。ここでは同法が成立した背景とその意義を考えます。

◆第2回  アイヌとアルコール

開催日 : 2021年 7月 30日(金)
講師:八重樫志仁(ウラカウンクル)
概要 : 先住民族には、差別に由来すると思われる特有の健康問題があります。深刻なもののひとつがアルコール依存症。昔は、お酒で身を崩すアイヌが多くいました。今も、このアルコール依存症で苦しんでいるアイヌがいます。僕が所属する団体には、そんな精神障碍者達が集う、チームちのみしりと言うグループがあります。アイヌとアルコールの問題や、チームちのみしりの事についてお話ししたいと思います。

◆第3回  琉球民族遺骨返還訴訟と学知の植民地主義

開催日 : 2021年 8 月13日(金)
講師 : 松島泰勝(琉球民族遺骨返還請求訴訟原告団長)
概要 :今、日本の裁判所において歴史上初めて、琉球先住民族として日本の琉球に対する植民地支配の歴史を批判し、先祖の遺骨返還・再風葬を求める訴訟が行われています。学術人類館事件(1903年、大阪天王寺において琉球民族がアイヌ民族、台湾原住民族等の先住民族とともに展示された事件)と日本人類学会との関係、法廷における京大との「対話」で明らかにされたことを検討し、学知の植民地主義の現代的問題を明らかにします。

◆第4回 「川サケ特別採捕許可」とアイヌ民族

開催日 : 2021年 8月 27日(金)
講師: 平田剛士(フリーランス記者)
概要 : 河川を遡上するサケ(川サケ)をアイヌはカムイチェプ(神が与えてくれた魚)と呼び、さまざまな形で利用しつつ、各地域個体群を高いレベルで保ち続けていました。ところが19世紀、日本のアイヌモシリ領土化を機に漁場は荒廃。明治政府は資源保護を名目に流域先住民の日々の主食を得るためのサケ漁まで厳禁し、現行の水産資源保護法もそれを温存しています。「サケの権利」奪還を訴える各地アイヌのアクションを追います。

◆第5回 アイヌヘイトとの闘い方 *特別企画

開催日 : 9月 10日(金)
講師 : マーク・ウィンチェスター(国立アイヌ民族博物館アソシエイトフェロー)
コメント: 米須清真(Okinawa-koganei)
概要 :
公人の発言、講演会、街宣行為、無料動画配信サイトや会員制短文投稿サイトへの投稿など、2000年代以降、アイヌ民族へのヘイトスピーチと民族的アイデンティティの否定は後絶ちません。一方、2019年に制定されたアイヌ施策推進法第4条は、アイヌヘイトを禁止しました。今回の講演では、アイヌへのヘイトスピーチの歴史と現状を振り返りながら、4条をどのように使っていけばいいのかについて模索していきます。

◆第6回 ノルウェー・サーミ民族の法的位置づけ

開催日 : 2021年 9月 24日(金)
講師 :鵜澤加那子(北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院研究員)
概要 :サプミと名付けられた北極圏の土地は、現在ノルウェー、スウェーデン、フィンランドそしてロシアと4つの国に分割されています。それぞれの言語と文化は違い、また政治的、法的な位置づけも異なっています。講義では、ノルウェーのサーミ民族に焦点をあてながら、世界の先住民族権利運動の中では、チャンピオンとされる彼らの権利がどのような法体制に組み込まれているのかをお話しします。アイヌ民族とも比較しながら、今後の課題を考えていきます。

単発受講のお申込み
https://apply.npa-asia.net/categories/2813815

アメリカ合衆国の科学雑誌サイエンスに、京大研究者による琉球人遺骨盗掘問題についての記事が掲載されました。世界の人々、特に世界の先住民族がこの問題について知り、連帯の輪が広がればと松島泰勝は心から願っています。

Okinawans seek return of forebears’ remains, collected decades ago for research

By Dennis NormileJun. 14, 2021 , 11:40 AM

In the late 1920s and early ’30s, researchers from Kyoto Imperial University collected 200- to 600-year-old remains of several hundred people from burial caves in Okinawa, Japan’s southernmost prefecture, which has its own culture and language. Now, in an echo of requests from Indigenous people around the world for repatriation of the remains of their ancestors, five Okinawans are demanding that Kyoto University return the bones and pay compensation.

The plaintiffs say Kyoto University rebuffed requests to discuss the issue, so in 2018 they took the matter to court. The case is slowly making its way through the legal system, further delayed by the pandemic. To put pressure on the university, last month the plaintiffs pleaded for international support at a briefing for foreign correspondents in Japan.

Holding the remains violates the constitutional right to freedom of religion, because the Okinawans don’t have the opportunity to venerate their ancestors, says Yasukatsu Matsushima, an economist at Ryukoku University who is one of the plaintiffs. He adds that the United Nations Declaration on the Rights of Indigenous Peoples calls for the repatriation of indigenous human remains. The bones taken from one of the sites, the Momojyana tomb, are believed to include those of members of the royal family of the Ryukyu Kingdom, which was based on Okinawa Island. Japan absorbed the kingdom into its empire in 1872 and dissolved it 7 years later.

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Kyoto University recently released a statement saying “the university does not consider that the bones were obtained illegally” and that the remains are stored “in a manner appropriate to their preservation.” The researchers who collected the bones decades ago claimed in their writings to have gotten the permission of local authorities. But Matsushima says remains were taken “without the agreement of families, relatives, or villagers.”

The anthropologists who took them to Kyoto wanted to study bones to clarify similarities and differences between Japanese and Ryukyuans, Matsushima says. But today, they figure into long-running questions about the origins of the Japanese people. Most scholars think groups of Stone Age hunter-gatherers from northeastern Asia migrated to the main Japanese islands when land bridges connected them to the continent. Another theory holds that early Indo-Pacific mariners followed sea routes north, island hopping over Taiwan and Okinawa to reach Kyushu in southern Japan.

Whatever their origin, those early inhabitants were joined by later waves of migrants crossing into western Japan from the Korean Peninsula. It was long believed that the intermingling of these groups produced a distinctive, homogeneous Japanese population. However, recent DNA studies suggest “there is huge [genetic] diversity among Japanese,” says Mitzuho Ikeda, a cultural anthropologist at Osaka University. DNA analyses of the bones could shed light on those early migration patterns, and Matsushima worries Kyoto University is keeping the bones to extract DNA for analysis. For now, however, it appears that no one is studying the remains.

Tsuyoshi Tamagushiku, a descendant of the Ryukyuan royal family and a party to the lawsuit, says he was unaware the bones had been removed from the Momojyana tomb until reading news about the issue several years ago. It is still a tradition, he says, for Okinawans to make pilgrimages to the tomb. “I feel extremely angry [to know] that I had prayed in front of the tomb when there were no ancestral bones within,” Tamagushiku says. He and the other plaintiffs say Japan is out of step with the international trend of returning remains and artifacts to Indigenous groups.

The Japanese government, however, does not recognize the Okinawans as Indigenous. But from a cultural anthropology point of view, “The Ryukyuans are an Indigenous people,” Ikeda says. For Tamagushiku it is more personal. He just wants “to have my ancestors rest in peace in their own proper resting place.”Posted in: 

doi:10.1126/science.abj9792

Dennis Normile

Dennis Normile is a contributing correspondent in Tokyo.

Tamagusiku Tuyosi

6月13日 の16:14  · ぐす―よう私達会の共同代表具志堅隆松さんが日隅一雄賞奨励賞に選ばれました。表彰理由は「遺骨収集活動を通じて新基地建設問題に新たな気付きを社会に与えてくれた」こと。具志堅さんは「国は計画段階で過ちを犯した。大事なことは発信し続けたい」とコメントしました。

Tamagusiku Tuyosi

6月12日 の14:31  · 6月26日「研究材料にされる琉球人遺骨を還せ!」と主張するシンポジュウムが開かれる。 沖縄島から80体~90体と言われる遺骨が盗まれた。奄美からも270余の遺骨が盗まれている。 沖縄県教育委員会は盗んだ遺骨を元のお墓に還さず研究材料にすると言う。 盗んだ遺骨を還さない教育委員会はウチナーンチュの尊厳を自ら否定する事である。 未来ある若者に「盗んだものを還さない」と言う事は法律を犯してもいいというメッセージを送ることに成る。 県教育委員会はそれでいいのか。

Tamagusiku Tuyosi

6月11日 の18:02  · 仲村さんが(ニライ・カナイぬ共同代表)ヘイトスピーチを規制する陳情書を出した。 5年前に施行されたヘイトスピーチ解消法では琉球人が対象外とされて、差別を受け続けていると指摘している。 仲村さんは「ウチナーンチュの自尊心を傷つける事が許される社会になってはならない。」と述べる。

梨の木ピースアカデミー(NPA)の講座が7月から始まります。 松島泰勝も、「琉球民族遺骨返還訴訟と学知の植民地主義」というテーマで次のようなお話をします。「今、日本の裁判所において歴史上初めて、琉球先住民族として日本 の琉球に対する植民地支配の歴史を批判し、先祖の遺骨返還・再風葬を 求める訴訟が行われています。学術人類館事件(1903 年、大阪天王寺に おいて琉球民族がアイヌ民族、台湾原住民族等の先住民族とともに展示された事件)と日本人類学会との関係、法廷における京大との「対話」で明らかにされたことを検討し、学知の植民地主義の現代的問題を明らかにします」皆様もどうぞNPAのサイトから受講の申し込みをして下さい。講座で直接、意見交換できましたら嬉しいです。

松島泰勝は、昨年、高橋さんと埼玉での集会で意見交換し、上村さんとは市民外交センター、梨の木ピースセミナー等でお世話になっています。李さんとともに「ダーバン20年から考える東アジアの植民地とヤスクニ」について熱く、深く、激しく議論したいです!

8月7日、下記のような集会が東京とzoomにおいて開催されます。松島泰勝も琉球人遺骨盗掘問題を日本の琉球に対する植民地支配の視点から報告します。どうぞご参加下さい。

Tamagusiku Tuyosi

6月1日 の6:02  · 6月26日14:30開会 第三回琉球人遺骨問題に関する「対話」 シンポジウム   まきてぇーないびらん!!虐げられし者達の連帯  ~奄美人、琉球人の遺骨返還・再風葬を求めて~ 原井一郎氏が「軍国とカソリック弾圧と人類学~奄美人遺骨267例の行方を追って~」のテーマで基調講演を行います。 葛野次男氏(静内アイヌ協会会長)がアイヌ遺骨返還についてZoomにて講演を行います。 玉城毅が京都大学と沖縄県教育庁が保管している琉球人遺骨の返還・再風葬を求めて発言します。 民族の尊厳と、自由権を獲得する為の行動。Zoom出の視聴も可能です。どうぞご参加ください。Zoomミーティングに参加するhttps://us02web.zoom.us/j/9513656060・・・ミーティングID: 951 365 6060パスコード: 6ujpqf

Tamagusiku Tuyosi

6月1日 の6:02  · 6月26日14:30開会 第三回琉球人遺骨問題に関する「対話」 シンポジウム   まきてぇーないびらん!!虐げられし者達の連帯  ~奄美人、琉球人の遺骨返還・再風葬を求めて~ 原井一郎氏が「軍国とカソリック弾圧と人類学~奄美人遺骨267例の行方を追って~」のテーマで基調講演を行います。 葛野次男氏(静内アイヌ協会会長)がアイヌ遺骨返還についてZoomにて講演を行います。 玉城毅が京都大学と沖縄県教育庁が保管している琉球人遺骨の返還・再風葬を求めて発言します。 民族の尊厳と、自由権を獲得する為の行動。Zoom出の視聴も可能です。どうぞご参加ください。Zoomミーティングに参加するhttps://us02web.zoom.us/j/9513656060・・・ミーティングID: 951 365 6060パスコード: 6ujpqf

今日、松島泰勝は日本文化人類学会研究大会で報告、議論をします。京大研究者によって盗掘された琉球人遺骨が保管されている京都大学が研究大会の主催校です。オンラインでの大会ですが、島に帰還することが京大によって拒否されている骨神のマブイとともに、「琉球の脱植⺠地化運動と⼈類学―遺⾻を奪われた者への応答と対話を求めて」を報告したいと思います。https://confit.atlas.jp/guide/event/jasca55th/top  分科会8:遺⾻返還運動からの贈与太⽥好信「趣旨説明」F-6 太⽥好信「⽂化⼈類学から遺⾻返還運動への返礼―対話性(dialogism)の再創造にむけて」F-7 松島泰勝「琉球の脱植⺠地化運動と⼈類学―遺⾻を奪われた者への応答と対話を求めて」F-8 北原モコットゥナシ「「遺⾻」と「⼈⾻」/「遺産」と「資料」―⽴場性の認識から和解・共同へ」F-9 瀬⼝典⼦「遺⾻返還運動から学ぶ先住⺠コミュニティと共に歩む⼈類学―研究する側と研究される側の相互的関係の再定義」F-10 池⽥光穂「「学問の暴⼒」という糾弾がわれわれに向けられるとき―遺⾻返還運動と⽇本⽂化⼈類学」 (コメンテーター:松⽥素⼆)


日本外国特派員協会 オフィシャルサイトFCCJchannel
日本外国特派員協会 オフィシャルサイトFCCJchannelチャンネル登録者数 1.94万人チャンネル登録Bones of Contention: The Legal Battle for the Return of Ryukyuan Remains Tsuyoshi Tamagushiku : Descendant of King family of Ryukyu Kingdom, a Plaintiff of Lawsuit against Kyoto University Yasukatsu Matsushima : Professor of Ryukoku University, Plaintiff Leader of Lawsuit against Kyoto University  HP: https://www.fccj.or.jp/

昨日、たまぐしく毅さんと、松島泰勝は、外国人記者クラブのリモート記者会見で発言しました。会見を準備して下さったジェーン・フィッシャーさん、通訳をして下さった太田好信さん、このような機会を設けて下さった日本外国特派員協会の皆様に心よりお礼申し上げます。これから、国内外でこの問題が報じられ、国際的な関心が広がることを期待しています。ご先祖の遺骨を奪い、墓に返さないということは、人類にとってやってはいけないことなのです。Ryukyuan Lives Matter

今日午前11時より、外国人記者クラブにおいて松島泰勝は、たまぐしく毅さんと、琉球人遺骨盗掘問題について記者会見します。太田好信さんが通訳をして下さいます。京大研究者による琉球王家の遺骨が違法に盗まれ、今でもその返還が拒否されているという問題を世界の多くの人にも知って欲しいです。Ryukyuan Lives Matter玉城毅、琉球王家の子孫松島泰勝、龍谷大学教授ライブ配信:https://youtube.com/c/FCCJchannel/live HP: https://bit.ly/3bPlfQW

今週29日、午後12時より、日本平和学会のオンライン研究大会で、下記のような琉球人遺骨盗掘問題に関するzoom報告会が開催されます。どうぞご参加ください。●琉球・沖縄・島嶼国及び地域の平和分科会テーマ:なぜ京都大学と沖縄県に対して琉球人遺骨の返還を求めるのか————当事者からの訴えを聴く報告:亀谷正子(琉球民族遺骨返還請求訴訟原告団)「なぜ百按司墓に風葬されていた遺骨の返還を求めるのか」報告:たまぐしく毅(沖縄県職員措置請求書請求人)「「沖縄県教育委員会に移管された63体のご遺骨」の経緯と監査請求について」報告:仲村涼子(ニライ・カナイぬ会)「琉球の自己決定権としての遺骨返還運動の現在と今後」討論:松島泰勝(龍谷大学)司会:松島泰勝(龍谷大学)

「ニライ・カナイぬ会」の共同代表である仲村涼子氏が教育委員会に収蔵されている63体のご遺骨の返還・再風葬を求め県に陳情書を提出しました。ご遺骨を単なる「物」「研究材料」とする県教育委員会のヤマトゥ的やり方に怒りを覚えています。                   

令和3年2月10日沖縄県議会議長 殿                     氏名 仲村 涼子                    住  所                     連絡先 

件名  沖縄県教育委員会が保有する琉球人遺骨の返還・再風葬を求める陳情理由・背景

 1929年、京都帝国大学(現・京都大学)の助教授だった金関丈夫は、今帰仁村の百按司墓はじめ沖縄の各地から、遺族の承諾を得ずに琉球人のご遺骨を持ち出しました。2004年、今帰仁村教育委員会の調査で、ご遺骨のうち26体が京都大学、63体が国立台湾大学に保管されている事が判明しました。京都大学にあるご遺骨は、現在遺族が返還を求めての訴訟が係争中です。一方、国立台湾大学の63体のご遺骨(頭骨のみ)は、2019年3月に沖縄県教育委員会に移管され、現在県埋蔵文化財センターに保管されています。2019年3月、遺族らが県教育委員会に、移管されたご遺骨の返還・再風葬を行うことや、ご遺骨との面会、礼拝を要請しました。しかし県教育委員会は、ご遺骨を「学術資料」として保存し研究に資するという事で、返還・再風葬を拒否し、面会・礼拝に関しても、段ボールに保管された状態のまま蓋もあけずに面会するように、との回答を出しました。そもそも遺骨というものは、文化財保護法の適用対象外であり、所有権も遺族や祭祀承継者にあります。また、1929年当時と現在の刑法でも墳墓発掘や遺骨の領有はれっきとした違法行為です。県教育委員会には占有する法的根拠も道理もありません。百按司墓は現在も遺族のみならず、門中関係者はじめ多くの人が「今帰仁上り」などで拝みに訪れる信仰の場です。ご遺骨自身が「骨神(フニシン)」となり、それがお墓にあることが大きな意味を持つのです。琉球・沖縄の葬祭文化は、シーミーやお盆など拝みを通して死者(ご先祖様)と心を通わせる文化であり、それが精神的支柱にもなっています。これは遺族だけでなく、沖縄の人々が伝統的な方法でご先祖様を祭祀の対象として拝む自由を保証するという、沖縄県民全体に関わる問題です。 また、日本ではアイヌ民族の遺骨が北海道大学から返還され、米国ではネイティブアメリカン、ドイツではアフリカの少数民族の遺骨や副葬品が、大学や博物館から返還されており、それが世界的な潮流になっています。 琉球人のご遺骨は過去も現在においても、京都大学により返還どころか遺族との対話も拒否されるという、差別的な扱いを受けています。台湾大学からようやく戻ってきたご遺骨に対しても、沖縄県までもが同様な扱いをしている事に、県民として深い哀しみと憂慮を覚えます。教育委員会は琉球・沖縄の伝統文化や風習を守り、伝えていくことが使命ではないでしょうか。沖縄の県議会議員の皆様にも、伝統文化を重んじる遺族や県民の心に寄り添い、ご遺骨を還るべき場所に還す方途を共に考えていただきたいと思います。 ついては、下記事項につきご配慮をお願いいたします。記要望1. 国立台湾大学から移管された、沖縄県教育委員会が保有する琉球人の遺骨63体を、遺族の元、百按司墓含め墓所へ返還・再風葬してほしい。2. 百按司墓以外のご遺骨の盗掘場所、数の内訳の確定等の調査を行ってほしい。

2021年5月20日、琉球遺骨返還請求訴訟支援集会「本来のGoing Homeを求めて』が開催されました。講演の後、フロアーとの活発な質疑応答も行われました。講演1「学術人類館事件の本質的問題とは何か ー現代的琉球人差別の淵源を考える」松島泰勝(原告団長、龍谷大学)講演2「オーストラリアにおける先住民族の遺骨・副葬品の返還と再埋葬」 友永雄吾(龍谷大学)*映像資料(10分・製作 訴訟団)「沖縄県教育庁に対する住民監査請求について」たまぐしく毅(ニライカナイぬ会) アピール 西尾慧吾(「具志堅隆松さんのハンガーストライキに応答する若者緊急ステートメント」呼び掛け人)仲村涼子(二ライ・カナイぬ会)川瀬俊治(琉球人遺骨返還訴訟を支える会/大阪) 各地からの参加者より主催・琉球遺骨返還請求訴訟支援全国連絡会 大阪市北区西天満3丁目14-16たんぽぽ総合法律事務所気付