第5回琉球人遺骨返還請求訴訟ZOOM学習会のご案内

*開催日時:2020年9月27日 (日)13時〜15時頃

*場所:Zoomによるネット上での学習会

申し込みフォーム→https://forms.gle/AZHkQCZJvczLjdZZ8

             *締め切り・26日中にお申込みください。

・セキュリティの関係上、参加される方は申し込みフォームから申請してください。 

・前回の学習会に参加された方も、あらためてお申し込みをお願いします。

・申し込まれた方には、前日に参加のための情報・資料をメールでお知らせします。

・操作がわかりにくい場合は、山内・松島にご連絡をお願いいたします。もしくは、このメールにご返信ください。

講 師 波平恒男氏

(琉球大学名誉教授、『近代東アジア史のなかの琉球併合』岩波書店)

テーマ 「琉球併合と遺骨問題との関係」

 「この裁判では、法的問題と歴史問題が密接に関連し合っている。憲法や国際法の解釈だけでなく、事実(史実)の適正な認識、極めて長いスパンでの公正な歴史認識が求められている。」 (波平恒男 『京大よ 還せ-琉球人遺骨は訴える』耕文社より)

*スケジュール

13時開始    講義 波平恒男氏

14時10分頃  質疑・応答/討論・意見交換

           コーディネイター 松島泰勝(原告団長)

15時閉会    

*波平恒男先生のお話しをお聞きできる貴重な時間です。皆さまぜひご参加ください。よろしくお願いいたします。

主催・琉球遺骨返還請求訴訟支援全国連絡会

松島泰勝は原井一郎さんから『南島研究』と奄美大島のお菓子を頂きました。心より感謝申し上げます。同誌には原井さんの「祖先をふるさとに」の論考が収められています。「島びとの「ふるさとに帰して」との叫び、素朴な願いを直ちに受け入れてほしい。骨は祖土に、知は愛に帰すべし!」という言葉で文章が結ばれていますが、感動しました。

琉球遺骨返還請求訴訟支援 全国連絡会

9月14日 の14:29  · 『京大よ、還せ-琉球人遺骨は訴える』が刊行された。ぜひ多くの皆さまにご一読いただきたいと思う。2018年12月に京都地裁に提訴された3年間にわたる裁判の記録だ。1930年代、沖縄今帰仁村百按司墓より京都帝国大学の人類学者により持ち出された琉球人遺骨が、今なお京都大学に「保管」されたままになっている。 編者の松島泰勝さんとの出会いは、2015年大谷派の人権週間ギャラリー展で「沖縄の声に聞く」展を企画した際に監修をお願いことによる。その時には、ご遺骨が盗掘され研究資料とされていることを知らなかった。2018年に提訴に至るが、その間、松島さんは京都大学に対して、礼を尽くしながら遺骨の目録やご遺骨の検分を申し入れてこられた。しかし、その申し入れや話し合いまでも拒否する京大の在り方に、「植民地主義」は過去のものではなく、今も働いていることを知った。それも「学知の現場」で。  この本は、琉球遺骨返還請求訴訟の原告5名の「声」を中心に、その「声」の背景を、弁護団をはじめ、歴史学者や人類学者、市民運動の立場、さらにアイヌ民族やオーストラリアの先住民の先行する運動に学びなから、それぞれ一人の人としての立場で34名の「声」が収録されている。 「骨を盗み、土地を奪い、海を埋め立て、暴虐の限りを尽く すヤマトの無知な権力者たち。 弱者には弱者のたたかいかたがきっとあるはずだ。90年間ヤマトでさまよいつづけている琉球人遺骨を一刻も早く百按司墓に連れて帰ろう。 私たちの手で。 京大よ、奪ったものは返しなさい。」(外間三枝子)この本の書名がそのまま、原告や支援者の声の集約です。ご遺骨をもとの場所に戻したい。このようなささやかのご遺骨の末裔たちの願いがかなわないのは、かなわせない私たちの社会の中に問題がある。その問題とはなにか、共に考えていきたいと思う。 是非ご一読ください。必要な方には送付いたします。少し割引きになります。メッセンジャーでお知らせください。

松島泰勝の単著『帝国の島』の書評を太田好信さんが書いて下さいました。心よりお礼申し上げます。皆様も本書をお手にとって、お読み下さいましたら有り難いです。

今、松島泰勝の家に新刊本が届きました。34人の著者が、京大よ、琉球人遺骨を元の墓に還せ‼️と訴えています。どうぞお読み下さい。

たまぐしくさんのFacebook投稿文です。

2020.09.10 遺骨返還運動  2019年3月18日台湾大学より移管された63体の琉球人のご遺骨を元のお墓に戻すように活動をしていて、中々時間が取れなくて投稿を休んでおりました。これから遺骨返還について皆様に報告していきたいと思います。 たくさん報告すべきことがありますが、直近の情報をまずお知らせしたいと思います。  9月4日沖縄タイムスに掲載された記事を案内します。 教育委員会はご遺骨を管理保有権がないのにもかかわらず、勝手にご遺骨を測る調査研究を始めました。 遺骨というのは「学術資料」という「物」ではありません。生きていた人の尊厳を引き継いで亡くなってからも敬意を表すべき生きていた証なのです。 このご遺骨は、戦前、大日本帝国と称していた時代の「京都帝国大学の助教授金関丈夫が琉球の各地から祭祀承継者に断りもなく今帰仁村百按司墓、琉球各地から盗掘した遺骨です。 百按司墓は北山王の縁者、その地域の有力者、第1尚氏の高官、今帰仁地域の住民の遺骨が葬られていると言われています。 私は第1尚氏と第2尚氏の両方の末裔になります。現在では多くの門中が「今帰仁上り(なきじんぬぶい))」をして祖先の霊を慰めています。 言わば、今日では全県民の祖先と言っても過言ではありません。 そのような我々の祖先の遺骨を「物」として扱っているのです。 これは許される事ではありません。戦前琉球を支配していた日本人による横暴で得た遺骨をそのまま研究材料にすると言うのです。 先住民族の権利に関する国連宣言にも違反しています。 自己決定権を取り戻すためにも祖先の遺骨を元のお墓に戻し安心して子孫を見守ってい頂きたいと思っています。

来月31日、松島泰勝は埼玉県で「琉球人遺骨は何故奪われ、返還されないのか!〜学知の植民地主義を問う」の講演を行います。お近くの方はどうぞお越し下さい!真摯に意見交換しましょう。

上村さんは、琉球人遺骨返還請求訴訟を支援する会/関東の共同代表をされています。私も学生時代、国連先住民作業部会に市民外交センターのメンバー、琉球先住民族として参加したことがあります。

第4回Zoom学習会を下記の日程で行いました。

*開催日時:2020年8月30日 (日)13時〜15時報告①「遺骨研究か、返還か」 出原昌志さん(日本人類学会のアイヌ遺骨研究を考える会事務局長・アイヌ・ラマット実行委員会共同代表)報告②「人類学と植民地主義−琉球をどうみたか、人類館事件からの検証は?」川瀬俊治さん(琉球人遺骨返還訴訟を支える会・大阪事務局長) 討論・意見交換コーディネイター 松島泰勝(原告団長)主催・琉球遺骨返還請求訴訟支援全国連絡会 次回弁論のお知らせ2020年11月19日午後2時30分 第7回裁判弁論 京都地裁大法廷前日18日に『京大よ、還せ!琉球人遺骨は訴える』発行記念シンポジウム(会場・響都ホール)の開催を予定しています。

先月開催された日本人類学会の植民地主義を批判する集会において採択された琉球遺骨返還請求訴訟全国意連絡会からの「抗議文」です。京都市内にある同学会事務局、篠田会長の職場である国立科学博物館に送付しました。昨年、松島泰勝を含む原告団、訴訟支援団体も同学会に抗議文を送付しましたが、未だに回答を得ていません。社会的な存在として学会には説明責任があります。琉球人も対等な人間として扱って下さい。

先日、松島泰勝は清水裕二さんからご著書を頂戴しました。3年前に浦幌で行われたアイヌ民族遺骨の再埋葬式の時に私は清水さんにお会いし、遺骨盗掘に関するお話を伺いました。その後、清水さんを龍大の私の授業で講演をしてもらった後、一緒に京都大学に行き、遺骨に関する話し合いを求めましたが、職員は建物の中から出てこず、名刺の受け取りも拒否しました。このような京大による民族差別を一緒に体験しました。先日の研究会でも、「遺骨を返してくれと言っているだけなのに、なぜ研究者はそれができないのか」と強く怒っていました。

松島泰勝は、北大アイヌ・先住民研究センターで研究されているアイヌ民族の北原モコットゥナシさんが監修された書籍を頂戴しました。観光客がアイヌ民族の歴史や文化を知るためのガイドブックですが、琉球でも先住民族の立場から書いた同様な観光ガイド本を刊行できたらと思いました。北原さんとは、科研費研究会の同じメンバーであり、これからも色々と学んでいきたいです。

山内小夜子さんと松島泰勝が編著した本、『京大よ、還せー琉球人遺骨は訴える』のカバーが決まりました。今でも祭祀が行われている墳墓から京大研究者は琉球人遺骨を盗み出し、今でも京大は還さないというのです。還さないどころか、遺骨に関する問い合わせにも答えません。琉球人を差別する、こんな不当で、恥ずべきことが許されますか。来月初めには店頭に並ぶと思いますので、どうぞお読みください。

北海道百年記念塔です。昨年、その解体が決まりましたが、威圧的な、暴力的な印象を与える構築物です。日本政府によるアイヌモシリ侵略を可視化したものであり、アイヌ民族は心を痛め、強く怒ったことでしょう。松島泰勝は、琉球の地に「琉球併呑百年記念塔」を建設するのと同様な行為であると思います。

 

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北海道博物館に掲示されていた、アイヌ民族の野村さん、小川さんが国連会議に参加した時の写真です。松島泰勝も1996年にアイヌ民族の阿部さん、澤井さんとともに国連先住民作業部会に琉球先住民族として参加しました。国連におけるアイヌ民族の自己決定権運動から学ばさせて頂きました。その際、上村さん、手島さんたちの市民外交センターの支援を受けました。沖縄県立博物館には琉球民族の国連における活動についての展示はありません。

 

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昨日、松島泰勝は北海道博物館に行き、約4時間、じっくりアイヌ民族、北海道の歴史と文化を学びました。アイヌ民族を先住民族として位置付けた植民地主義の具体的な歴史や自己決定権運動、北海道における反基地闘争、労働運動に琉球民族として特に関心を持ちました。新たな発見や驚きもあり、沖縄県立博物館との違いも見え、大変勉強になりました。

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大通公園の中にある石碑です。札幌神社の宮司らが資金を集めて1886年に作られたものです。松島泰勝は「北海道開拓の村」など、「開拓」という言葉に大きな違和感、反感を覚えました。アイヌ民族の存在、その歴史や文化を無視して、植民者の傲慢さが現れた言葉だと感じるからです。

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昨晩、松島泰勝は札幌で味噌ラーメンを食べました。大変美味しかったです。科研費研究会のメンバーと今回の共同研究会の総括、今後の計画、アイヌ民族・琉球民族の遺骨を巡る研究倫理のあり方、遺骨返還運動、「人骨研究」の現在と今後等、色々と意見交換しました。アイヌ民族との再会と新たな出会いもあり、大変密度の濃い、深い学びに満ちた2日間でした。

 

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昨日、松島泰勝は、「先住民族研究形成に向けた人類学と批判的社会運動を連携する理論の構築」という科研費研究会において他の共同研究者とともに、アイヌ民族の木村さん、清水さん、葛野さん、多原さん、田澤さん、平取町議の井澤さんから遺骨盗掘問題、返還運動等についてお話を伺い、研究倫理を無視し、違法に遺骨を研究対象にする形質人類学者の問題性について議論しました。植民地支配や民族差別に対するアイヌ民族の怒りは、琉球民族のそれと同じだと改めて強く感じました。

 

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今、松島泰勝はアイヌモシリにいます。科研費基盤研究Aの研究会を北大アイヌ・先住民研究センターにて行い、先住民族研究の方向性、遺骨研究と研究倫理や研究者の責任、今後の研究計画等について話し合いました。夜は4人のアイヌ民族とともに、アイヌ民族の歴史と現代的問題を琉球のそれらと比較しながら話し合いました。多くのことを学んだ一日でした。

 

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公判の日は亀谷さんの誕生日でしたので、参加の皆様で誕生日の歌を合唱して祝いました。前週は墓開け調査のご調整をされるなど、裁判勝利に向けて尽力して下さっています。拡大事務局会議後、キャンパスプラザの談話所で、亀谷さん、たまぐしくさん、そして松島泰勝は、本訴訟、沖縄県教育員会との交渉、日本人類学会への抗議などについて話し合いました。亀谷さんとたまぐしくさんは、提訴以来、毎回琉球から京都に来られています。しかし、来月退任する予定の京大総長は1度も被告席に座り、我々の声を聞こうともしませんでした。琉球人が今も学知によって差別されていることに対し、強い怒りを感じています。

 

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原告団、弁護団、支援者代表は、京都御所からキャンパスプラザに移動して、「拡大事務局会議」を開きました。今後の裁判予定と方針、金関丈夫が盗掘した百按司墓琉球人遺骨以外の遺骨の返還運動、沖縄県教育委員会との「対話」、訴訟支援の方針等について意見交換しました。zoom会議を通じて、琉球の支える会事務局長の玉城和宏さんも参加してくださいました。松島泰勝は原告団長として皆様にお礼申し上げます。

 

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「青空報告集会」において、関東からお越しになった平良さんも熱心にノートを取ってくださいました。それだけ関東の方々が本訴訟に対する厚い思いが伝わってきます。関西の市民、京大の学生さんも来られており、厚い思いも感じました。京都大学は、この問題が琉球人だけの問題ではなく、人の生き死にのあり方、大学と社会との関係、日本の植民地主義問題など、普遍的な問題であることを認識すべきであると、松島泰勝は強く主張します。

 

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日本の裁判所で初めて、日本による琉球の植民地支配、琉球民族が先住民族であることが陳述されましたが、それは歴史的に大変重要であると松島泰勝は述べました。私が着ている、かりゆしウェアーは、今年1月にニライカナイに行った父の遺品ですが、骨神となって私とともに裁判を傍聴し、喜んでいたように思います。

 

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琉球人遺骨返還を求める奈良県会議の崎浜さんが、今回の口頭弁論の意義について発言して下さいました。先月、台湾大学から移管された63体の琉球人遺骨を元の墓に戻そうとしない沖縄県教育委員会から、その理由を記載した回答書が届きました。玉城さん、亀谷さん、原井さん、松島泰勝らもそれに対する反論・再質問書を提出する予定ですが、崎浜さんの奈良県会議からも反論書を準備しており、大変、心強く、励まされます。

 

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次に普門弁護士が先月実施した、亀谷さん門中の墓開け・トートーメー調査の意義について報告して下さいました。今回の口頭弁論には、琉球独自の葬制、骨神信仰に関する準備書面や陳述書が提出されました。日本の裁判所で琉球の固有信仰が審議されたのは歴史上初めてです。「天皇制国家・日本」の中心地であった御所において、それとは全く異なる琉球の歴史や文化のことを議論しました。

 

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「青空報告集会」で丹羽弁護団長が今回の口頭弁論の意義と進行協議について報告して下さいました。人骨標本番号751番以降の人骨台帳の存在を示唆する資料を入手し、進行協議では京大側に改めて全ての人骨台帳の提示を求めました。琉球人遺骨の子孫が情報の開示を求めており、関連する全ての資料を真摯に公表すべきであり、これは研究倫理上、不可欠であると、松島泰勝は考えています。

 

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参加者に準備書面の要旨文を配りました。今回は第5から第9までの準備書面が提出され、波平さんと板垣さんの鑑定意見書、亀谷さん、玉城さん、金城さん、横田さんの陳述書等が提出されました。特に、日本の裁判所の法廷において歴史上初めて、日本による琉球に対する植民地支配の歴史、琉球民族が先住民族であることが主張されたことは画期的でした。松島泰勝も原告席において丹羽・李弁護士の陳述を聞いて感動しました。

 

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コロナの影響で、公判後の報告集会の会場が利用できなかったので、裁判所の隣にある、御所において、「青空報告集会」をさせて頂きました。当日は、傍聴人数の制限があり、集会の直前まで大雨が降っていたにも関わらず、多くの方が集まってくださり、松島泰勝は原告団長として心より感謝申し上げます。

 

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29日の日本人類学会を批判するシンポは、zoomで中継されましたが、北海道、関東、琉球から多くの方が参加して下さいました。会場には京大の教員や学生も参加されました。松島泰勝は事前に日本人類学会事務局に対してシンポへの出席を求めましたが、会場からは関係者の発言はありませんでした。本シンポで採択された抗議文は同学会の会長と事務局に配達証明付き郵便で送付いたします。

 

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耕文社の兵頭さんが、松島泰勝・山内小夜子編著『京大よ還せー琉球人遺骨は訴える』について紹介して下さいました。前著『大学による盗骨』の続編となりますが、新著は京都地裁提訴後における琉球人遺骨返還運動、京大の植民地主義について多くの方々が寄稿して下さいました。感謝申し上げます。9月初めには出版されますが、是非、お読み下さい。本書の印税も訴訟費支援としてカンパされます。

 

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ピリカ関西のメンバーを代表して木村さんが連帯の発言をして下さいました。29日のシンポ当日も京大において抗議活動をされてきたそうです。定期的にアイヌ民族、琉球民族、奄美人の遺骨返還運動を行なっており、大変、嬉しく、力づけられています。

 

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琉球人遺骨返還請求訴訟を支える会/関東から平良さんがシンポ、そして30日の口頭弁論に参加して下さいました。関東からは多くの方が参加予定でしたが、コロナ禍のために参加をとりやめ、平良さんが代表して来て下さいました。心より感謝申し上げます。関東の支える会のメンバーのために、29日、30日に議論されたことを熱心に聞かれていました。

 

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琉球人遺骨返還請求訴訟の第6回口頭弁論が7月30日京都地裁(増森珠美裁判長)でありました。
  盗骨した研究者は金関丈夫のほか三宅宗悦も盗骨をした。
波平恒男琉球大学名誉教授らの鑑定意見書も提出した。
そのうえで「人種主義や優生思想に基づく人骨収集だった」と主張した。
 さらに、国連人種差別撤廃委員会の勧告などを挙げて「琉球民族は先住民族であり、「遺骨返還請求権の主体である」とした。
 原告団長の松島泰勝教授は「琉球に対する植民地主義や、琉球の人々が先住民であると裁判で立証したのは画期的だ」と述べた。
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丹羽弁護団長が今回提出した準備書面、鑑定意見書について報告しました。日本の裁判所において歴史上初めて、琉球が日本の植民地支配下に置かれていること、琉球民族が先住民族であること、琉球の固有の精神文化における遺骨の重要性に関して審議の対象となりました。これは大変画期的なことであり、松島泰勝は丹羽弁護士をはじめ5人の弁護団に心より感謝申し上げます。また今回、提出した鑑定意見書や陳述書を執筆し、陳述して下さった波平さん、板垣さん、亀谷さん、玉城さん、金城さん、横田さんに心底より感謝申し上げます。

 

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たまぐしくさんが、「台湾大学から返還された琉球人遺骨の情報開示で起きた問題点」の報告をしました。たまぐしくさんは「琉球の未来を担う人材創りの為にはこれから長い年月の教育委員会への要望、要請、監視、提言を継続する必要を実感しました。何度でも教育委員会に足を運び、必ずやご遺骨を安寧の場所にお祭りすることを実行していきます」と報告を結びました。松島泰勝も、たまぐしくさんとともに沖縄県教育委員会との話し合いに参加しましたが、たまぐしくさんが粘り強く、遠方から同委員会に足を運び、交渉する背景に、「琉球の未来を担う人材」の育成があったことに感動しました。たまぐしくさんの実践こそが、琉球の歴史や文化を守り、琉球人の次世代に継承させることができると確信しています。

 

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亀谷さんが「台湾大学からの返還遺骨その後」という報告を行い、沖縄県教育員会が琉球人遺骨に関する情報を公開しないことに対して、「裁判に訴えたい気持ちが日増しに募っています」と述べました。また亀谷さんは「京大は、90年前の世界的な植民地主義時代には赦された行為が、今や欧米諸国が先住民族を対等な人間と見做し遺骨返還に応じていることに鑑み、琉球・沖縄に私の祖先や琉球の先人達の遺骨を返すことを、新曹長誕生を機会に決断することが、ノーベル賞受賞者を数多く輩出した大学に相応しいと思います」と報告を結びました。今回提出した準備書面において「琉球人は先住民族である」という主張の立証化を日本の裁判所で歴史上初めて行いました。松島泰勝は1996年に国連人権委委員会先住民作業部会において先住民族として報告しましたが、大変、感慨深いです。

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川瀬俊治さんが拙書について次のように紹介してくださいました。「琉球人遺骨返還訴訟では30日裁判ではこれまでの裁判史上初めて琉球の植民地支配、先住民族としての琉球民族が主張されました。画期的なことです。口頭弁論として原告第5~9準備書面の5つが陳述されましたが、それを体系的に学術的に展開したのが、本日発行の松島泰勝さん(原告団長)の 帝国の島 です。四六版380ページの本です。読み始めましたが、今回の裁判の根幹を学べます。」

 

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山内さんが書いてくださった、『ゆいまーる』3号の巻頭言を日本人類学会に対する「抗議声明」として読み上げ、参加者により採択されました。同学会の創設メンバーである坪井正五郎が1903年の学術人類館を企画、運営し、琉球人、アイヌ民族等を晒し者にしました。この問題に対して同学会は現在まで総括していません。21世紀の現在においても、琉球人差別を続けている同学会を許すことはできません。「対象となる人々の理解を得、信頼をまっとうするよう、十分な倫理的配慮を払う責任がある」とした自らの言葉に背かず、「対等な人間関係」を築くべきです。

 

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「日本人類学会のアイヌ遺骨研究を考える会」(チャランケの会)の出原さんは、「日本人類学会はアイヌ遺骨の盗掘と差別研究を謝罪せよ!琉球人・アイヌ民族の尊厳と自決権の蹂躙を許さない!」と批判しました。チャランケの会は、アイヌ遺骨の盗掘と差別研究への謝罪、遺骨問題の実態解明のための資料の公開と返還、京都大学宛「要望書」の撤回と謝罪、琉球人・アイヌ民族の尊厳と自決権を蹂躙した篠田謙一会長と中務真人理事の辞任を求めました。9月に京大に抗議行動を行うそうです。

 

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琉球人遺骨返還訴訟を支える・大阪の川瀬さんが日本人類学会を批判されました。川瀬さんは、同学会に対して「要望書」問題を「対等な人間関係」に基づいた学習会の場を提案しましたが、現在まで返答がありません。同学会の篠田学会長名で京大に向けて発出された「要望書」が遺骨返還を求める琉球人の人権を痛く傷つけたことを、どのように考えているのでしょうか。同学会はいつになったら、琉球や日本の市民、民族、日本国民、県民からの批判に対して、自らの「研究倫理に関する基本姿勢と基本指針」に基づいて行動するのでしょうか。

 

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琉球遺骨返還請求訴訟全国連絡会の山内事務局長が、訴訟通信の『ゆいまーる』3号に基づいて日本人類学会を批判しました。同学会はHPに次のように記載しています。「調査の対象となる個人あるいは集団と研究者との間には、研究の客体と主体という関係とは別に、対等な人間関係のもので研究が実施され、その成果を共有し得る関係が成立していなければならない」しかし、同学会は『ゆいまーる』3号に掲載された我々からの抗議文に対して無視しており、「対等な人間関係」が成立しているとは言えません。つまり琉球人差別をしているのです。山内さんのご批判を同学会は真摯に受け止めるべきだと、松島泰勝は強く言いたいです。

 

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