Naoko Makita
5月23日 ·
22日午後2時〜京大正門前
「琉球人遺骨返還を求める」行動
1928年〜29年、京大の人類学者金関丈夫らが沖縄今帰仁村の墓を盗掘し、持ち帰った遺骨26体が今も京大総合博物館に保管されています。遺族の許可なく墓を暴き、遺骨を盗み、返還を求める遺族の閲覧要求にも応じていません。2018年、遺族は訴訟に踏み切られました。
5年にわたる裁判で、高齢の遺族の方々が沖縄から駆けつけているのに、すぐ近くの京都地裁に、今も大学関係者は一度も出廷しません。
大学構内に遺族が来られても、職員に対応させ追い払わせ、責任ある者は絶対に出てきません。
墓を暴き、骨を盗む行為を謝ることもせず、
裁判提訴されても遺骨を返還することを拒み、遺族の前に絶対現れない。
京大の時計台前に来ると、日本軍性奴隷の被害者のおばあさんのことを思わずにはいられない。
年老いた被害女性たちが、遠い旅をして何十回とやってきた国会で、首相官邸前で、
責任ある日本政府の者は、誰も一度として現れなかった。
ほんとうにおばあさんたちが死に絶えるまで。
会うということは、被害者がいるということを認めること。被害者に会わないのは、存在を認めないということだ。どれほど居丈高に罪深いことだろう。
国会議事堂と京大時計台は似ている。
偉そうに居丈高で。
過去の罪悪を認めず、代を重ねながら今も遺族を苦しめ続ける帝国大学のシンボルだ。